携帯性にすぐれ、最近ではＣＦタイプのＰＨＳも商品化されている。モバイルパソコンとの相性がよい。
WindowsCEマシンやＰａｌｍ（パーム）互換機のようなＰＤＡでも利用できる。携帯性についてはこれ以上のものはないと言ってもいいだろう。
課金の方法は、キャリア（電気通信事業者）や料金コース、住んでいる地域によって、サービスに若干の違いはあるが、基本的に通信時間で課金される。最近では、定額料金の接続サービスなども行っているところがある。このようなサービスを使うことで、通信時間を気にせずにインターネットを利用できるようになる。速度は比較的遅いが、ＰＨＳの電波が届く範囲ならどこでもインターネットをつかえるのは魅力的だ。

ThinkPad s30
（無線LANカード内蔵モデル）③
モバイル機器は、どんどん周辺機器などが増えていく傾向がある。そうなると、結局持ち歩くのが苦痛になってしまうのだ。
多種多用のＰＣカード、ネットにつなぐためのケーブル類、長時間使用に耐えられないため予備のバッテリー（しかもこれを２つ持ち歩いたり、充電器を持ち歩いたりもした）、ネットのスピードと料金の問題から外でデータをやり取りするための外付けフロッピードライブ、ＭＯドライブ、ＣＤ－Ｒドライブ…。
あっという間に鞄は膨れ上がり、どんな小さなパソコン本体であったとしても持ち歩く事が困難な重量になっている事だろう。
ThinkPad s30は、最低限のものを持っていけば十分実用的。バッテリーも標準のもので足りる。モバイルノートパソコンというのは、こういうものを指すのに違いない。
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